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ナカザンドットネット

Android Developer's memo

勉強会の発表下書きにQiitaを使うスタイル

勉強会 Android

第40回勉強会(2015/02/21) - 長岡 IT開発者 勉強会(NDS)

第40回 長岡IT開発者勉強会に参加した皆様、お疲れ様でした。初心者Dayという名前ながら知見にあふれた良いイベントだったと思います。

さて、私は「Android再入門 〜Eclipseのことは忘れろ〜」と銘打ち、Android初心者向けにネット情報の取捨選択を行うにあたって考慮してほしいことを発表しました。

また、今回は講演内容をQiitaに下書きして、勉強会と同時に公開するという初めての試みも行いました。

Android再入門 〜Eclipseのことは忘れろ〜 #nds40 - Qiita

1週間で400ストックという凄いペースで伸びていて、承認欲求が大幅に満たされつつもビクビクしている日々です。

この記事では、今回試みたことを簡単に紹介したいと思います。

公開までの流れ

  1. 初期構想
    • Android Studio便利だよ!
      →でも情報が氾濫してるね
      →初心者向けに1度整理しよう
    • Eclipseへのdisはうっかり紛れ込んだだけで本筋ではないのです
  2. 全体構想
    • 概要(見出しレベル)をMarkdownでゴリゴリ書く
  3. 原稿作成
    • ↑に肉付けしつつ、Qiita向けの技術記事として当たり障りなさそうな体裁の文章をKobitoで書く
  4. スライド作成
    • 「原稿の内容を喋っている時に背景として表示されていてくれると嬉しいスライド」という観点でスライドを作成する
  5. 勉強会中にQiitaに原稿を公開
  6. 勉強会でセッションを発表
  7. 発表しましたレポとともにスライドを公開(本記事)

この順でやってみて、全体的には良かったと思っていますが、もちろんデメリットもありました。それぞれ紹介します。

悪かったこと

二度手間

単純に数だけ見れば資料を2本仕上げたことになるので、作業量としてはただスライドを作るよりも少し重くなりました。とはいえ、倍という程ではなかったと思います。

分量が測りづらかった

スライドだけを作っている分には、枚数を見ながら「1枚○分ずつは喋れるな」のような算段ができたのですが、Qiita向けの原稿を書く体で作っていると、実際に喋るときの分量が想像しづらく、作りすぎてしまいました。(実際に、15分枠だったセッションを30分枠に変更してもらうことになりました)

良かったこと

テーマの深堀りができる

技術記事として成り立つものにしようというスタート地点で原稿を書き始めると、スライドにキーワードを書き連ねていくよりも具体的に発表テーマについて検討することができます。また、スライドに比べて1つの見出しに書ける一連の情報を大きくできるため、情報に深みを持たせることができました。

細かい話題まで入った資料を公開できる

勉強会の後にSlideShareSpeaker Deckに資料を公開して、当日会場にいた人やいなかった人が見れるようにすることは一般的になってきています。公開を前提にしてスライドを作成する講演者も多いのではないでしょうか。

資料の公開自体はありがたいのですが、少し困ったことが起こります。喋る内容を概ね再現した資料を作成しなければならなくなるのです。講演者が読みながら喋るための「原稿としてのスライド」は、聴き手が読むことに集中してしまい、肝心の口頭の話を聞けなくなってしまう危険性を帯びています。

私の感覚では、講演スライドには2種類あります。

  • 資料としてのスライド
    • 後日読む分には、情報量も多く発表内容が伝わってくるいい資料になる
    • 会場にいると文字を追うのと話を聞くのが同時進行になって大変
    • MSの講演でよく見かける
  • 背景としてのスライド
    • その時喋っている内容を象徴するキーワードだけが載っているスライド
    • 聞き手が読む文字が最小限になり、話を聞いてもらいやすくなる
    • ジョブズ的なアレ

この2つのどちらを採用するかは、現場での読みやすさと公開時の資料としての価値を天秤にかけることになり、非常に悩ましいところでした。

ですが、今回のように「資料としての内容はQiitaに投稿する」と最初から決めてしまっていれば、迷う必要はありません。スライドだけなら冗長すぎて書けなかったような余談も含め、話題をガンガン深めていくことができます。

深めすぎた結果、喋れない分量になったらどうするって? そうなったらスライドを作るときに推敲して、省ける項目を原稿から省いてしまえばよいのです。

スライドがすっきりする

前述のとおり、「資料としてのスライド」を作る必要性が薄くなったので、「背景としてのスライド」に寄せられるようになりました。

文章量は極力抑えてみたところ、これまでのイベントでの講演に比べて、聞き手の目が僕に向いている時間がとても長かったように思います。ただ、当の僕が練習不足で、別途カンペを見ながらでないと喋れない状態だったので、聞き手のほうを見ながら喋ったりができなかったのが悔やまれます。

スライド作りにはそこまで時間がかからない

原稿にある内容を表現すればいいという性格上、新しくネタを考える時間は取られませんし、文章量も原稿に比べればかなり少ないです。そのため、原稿+スライドでかかる時間は、中身を悩みながらスライドだけを作る場合の1.5倍程度の時間でできるのではと思います。

まとめ

Kobitoで重厚な原稿を書いて、軽いスライドで発表して、Qiitaに公開する。このサイクルで、公開スライドが抱えていたジレンマが少し解消されそうです。

スライドだけを作ると話題が中途半端になってしまうような感覚を持っている方は、是非このスタイルを試してもらえればと思います。

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