ナカザンドットネット

それって私の感想ですよね

#新潟ラーメンバトル 2013非公式アプリをPlayストアにリリースしました

f:id:Nkzn:20130926001019p:plain:w240
新潟ラーメンバトル2013非公式アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.nkzn.android.app.ramenbattle

はい、というわけで今年も昨年に引き続き、新潟のラジオ局FM KENTOさんが主催している新潟ラーメンバトルのアプリを作っちゃいました。

昨年はアプリを作るだけで精魂尽き果ててしまったので、今年はちゃんとアプリの見どころを紹介したいと思います。

なにこれ?

なかざんのなかざんによるなかざんのためのアプリです。
ラーメンバトルを120%楽しむための機能を独断と偏見で詰め込みました。

全店舗を1回ずつ回るという最終目標にフォーカスした機能が入っています。

めぼしい機能としては

  • 済スタンプによる達成度管理機能
  • 最寄り店舗検索機能
  • 未挑戦のバトルラーメンからランダムに今日のラーメンをサジェストする機能

なんかが挙げられるでしょうか。

達成度管理

各バトルラーメン紹介の画面では、食べたラーメンに「済」スタンプを付けることができます。

f:id:Nkzn:20130926003818p:plain:h240

そして、スタンプが貯まってくると、メニューで確認したり、

f:id:Nkzn:20130926004053p:plain:h320

達成スタンプ数の画面から確認したりできます。

f:id:Nkzn:20130926003720p:plain:h320

また、↑の画面では食べたバトルラーメンの総額も確認できるため、お財布が危なくなる前に早めに気付くことができるかもしれません。

f:id:Nkzn:20130926004228p:plain:h240

最寄り店舗検索機能

これは画面を見ていただけば一発で分かると思います。

f:id:Nkzn:20130926004536p:plain

GPSを有効にしていると使える機能です。
近い店舗から順に巡って行きたいという最早自分好みのラーメンを出しているかどうかはどうでもよくなっているタイプのストイックな方にオススメの機能ですね。

サジェスト機能

f:id:Nkzn:20130926005409p:plain:h320

現在地から近ければいいやという発想を更に飛躍させてまだ行ってないところならどこでもいいやという、最早コンプリートのことしか頭にない方のために、サジェスト機能も備えております。

まだ「済」スタンプをつけていない店舗の中から、ランダムで1店舗をご紹介しますので、行って下さい。

「アプリに言われたら従うしか無いのでちょっと妙高まで行ってくる」という猛者が現れるのを楽しみにしています。

おまけ:Twitter投稿機能

f:id:Nkzn:20130926003448p:plain

各バトルラーメン紹介の画面右上にあるTwitterアイコンをタップすると、Twitter本家やTwitterアプリを開いて、店舗名をツイートすることができます。

こんな感じ↓

まとめ

仕事で作ったわけではないので一銭にもなりませんが、まあ自分のために作ったアプリなので、基本的には問題なしです。
えっ、iOS版? だれかつくれ。

ところで、



主催サイドアカウントたちの期待感怖ええええええええ!!!!!!!!!!

余談

新潟ラーメンバトル学のオープニングに延々と流れてた、ラーメン食べたくなる曲を探したら見つかった。
どうやらラーメンバトル実行委員長のswampさんの曲だったらしい。

ScalaとTypeScriptが似てる気がしたお話。

ScalaとTypeScriptを交互に勉強していたら、なんか似てるなあと思ったので、そう思った理由らしきものを書いてみた。
[JS]とあるものは、TypeScriptがJavaScriptから受け継いだ特性です。

もちろんこれ以外の視点で見れば全然違う言語だし、両者の型推論が同じレベルかというとそうでもなかったりもするんだろうけど、なんか書いてて雰囲気が似てるなあ、と思った次第。
「JSに型を付けた言語」と「Javaを関数型&スクリプトっぽくした言語」が似たような書き味に仕上がったのだとしたら、面白い話だなあ(小並感)

*1:なお、Scalaの「メソッド」はファーストクラスオブジェクトではないとのお話を id:nkgt_chkonk さんからいただきました。このへんの話らしい→ https://sites.google.com/site/scalajp/home/scala-pitfalls/method_neq_object

8/31でウォーターセル株式会社の取締役を退職しました

2013年8月31日をもちまして、丸2年務めたウォーターセル株式会社の取締役を退職しましたことをお知らせいたします。


また、2013年9月1日より、ウォーターセル株式会社に社員として入社することをお知らせいたします。




というわけで釣り記事ですが、エイプリルフールではないので本当に役員辞めました。
客観的に見ると降格人事なので、何事かと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今回はかなり前向きというか、喜ばしいご報告になります。

今回の人事の理由について

創業初期のベンチャーというのは、まあ多かれ少なかれ、昼も夜も平日も休日もなく働ける人間が何人か必要になるものだと思いますし、そういった目的のためには会社役員という立場が必要です。
その立場から僕が外されたということは、会社がそういった働き方をする人間を必要としなくなる程度には、不安定な状況を脱しつつある、ということになります。

今後の仕事内容について

今までと変わらないと思います。
主な業務はAndroidアプリの設計・開発ですし、イベントの説明員をたまにやったりしますし、エンジニアチームの意見調整(という名の軽い喧嘩)をするのも今まで通りです。

ただ、肩書きはまだ決まってないので、名刺作りのためにも早めに考えないとなあ、といったところです。
ハイパー○○クリエイター的なのかっこいいですよね(棒)

個人的には

個人的な思惑の話で言えば、文化祭前夜みたいな状況がずっと続くのも、楽しいといえば楽しいのですが、そろそろ身を固めないとなーということも考えたりすると、ここらで一度普通の社員に戻って働き方を考えなおすのもありかなと思った次第であります。

年収的なところで言うと、役員でも社員でも、そんなに変わらない(残業代を加味するとちょっと役員のほうが少ないかもしれない)くらいだったので、直近の判断材料としては重大には考えませんでした。

会社の利益と僕個人の利益の最大化を考えた時に、僕が役員でいたほうが互いにとって都合がいい状況が生まれた時には、また役員に指名してもらえればなあ、と思います。
まあ、一般論として、会社が大きくなった時に創業初期メンバーが邪魔になるパターンというのも世の中にはあるらしいので、役員云々言ってられる状況じゃなくなる可能性もありますが、そのときはそのときで。


そんなわけで、生まれ変わった(ように見えて何も変わっていない)中川を、今後ともよろしくお願い致します。

enchantMOON開封の儀

f:id:Nkzn:20130802003356j:plain

ちゃんむー届きましたので、新潟限定ビイル 風味爽快ニシテとチャーシューを添えてご紹介したいと思います。

注意書き

f:id:Nkzn:20130802004220j:plain

USBケーブル繋ぎっぱなしで電源入れるとバグるらしい。超クール。あとビール美味そう。

開けてみた

f:id:Nkzn:20130802004356j:plain

本体とペンがお目見え。あとビール美味そう。

付属品を並べてみた

f:id:Nkzn:20130802004529j:plain

  • 説明書
  • ACアダプタ
  • 専用USBケーブル
  • 初回限定ストラップ

あたりが入ってました。
なお、チャーシューとビールは付属品ではないですが、美味そうです。

説明書

f:id:Nkzn:20130802004839j:plain

ビールを飲みたい気持ちを抑えながら、説明書を開いてみます。

f:id:Nkzn:20130802004841j:plain

「ある日」

1ページ目から攻めてる感じですね。あとビール美味そうですね。
2ページ目以降もなかなか攻めてる感じなので、読みたい方は是非購入して下さい。
なお新潟限定ビイル 風味爽快ニシテサッポロビール創業者と初代開発者が新潟出身だったことを記念して作られた新潟限定の美味しいビールです。

Wi-Fiパスワード入力

f:id:Nkzn:20130802005715j:plain

突然見慣れたAndroidのキーボードが出てきて「解せぬ・・・」ってなったけどビールが美味しそうに写ってるので許した。チャーシューも輝いていますね。

チュートリアルでMOON書いたりしてた

f:id:Nkzn:20130802005836j:plain

間違えてペンで丸書いちゃったりしてた。コマンドのための囲みは指でやらないといけないんですね。それはそうとチャーシューが美味しそうなので早くビールと一緒に飲みたい。

おまけ:シリアル

f:id:Nkzn:20130802010147j:plain

972番でした。ビール飲みながら撮りました。

まとめ

f:id:Nkzn:20130802010249j:plain

ひと通り触ってみましたが、処理落ちによる書き損じは評判通り多いように感じました。でも、できること、できないこと、といった用途の面に限って言えば、期待を大きくは外れていないように感じました。むしろブラウザとか要らないんじゃないかと思うくらい。

それはそうと、今回紹介させていただいた新潟限定ビイル 風味爽快ニシテは、サッポロビールが新潟のために作ってくれた美味しいビールです。皆様、新潟にお越しの際には是非お飲み下さい。

とあるSIerのエレベーター要件定義(ネタ・フィクション)

※このお話はフィクションです
f:id:Nkzn:20130510210334j:plain

ある日、とあるSIerの部長さんが、当面PJにアサインされる予定のない人員を会議室に集めました。

部長「みんな、今年の初めにこういう議論があったことは知っておるかね」

間違えやすい「エレベーターの開閉ボタン」をJAYPEGでデザイナーたちがリデザインしてみた - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2135925440564258701

部長「私はえらく感動した! エレベーターという普段使うもの、つまり『常識だと思っていたもの』にも疑問の目を向け、さらに使いやすいものにしようとする姿勢! こういった姿勢を持つ人間こそが、よりよい企画を生み出せるのではないかね。
君たちにもこれに倣って、エレベーターの改善案を考えて欲しい。前例では内部のUIを考えるものだったから……(ニヤリ)我々はその逆を行こう(ドヤァ)。エレベーターの外側のUIに疑問を投げかけたまえ。何も方針がないのも酷な話だから、ユーザーを最速で目的の階へ届けられる新しいUIを作るということを目標にするといい。後は任せた」

続きを読む

理屈っぽい意識低い人がダイエットらしきものに手を出した1年間のお話

意識の高さを前提とした手法なんて滅べばいい(挨拶)

今回はダイエットというか健康管理のお話です。(後記:終盤のグラフを出したかっただけの記事です)
僕のことを2009年以降からご存知の方(旧WinMo界隈、Android界隈の方はこの辺の層だと思います)は、僕のことをデブ層もしくはピザ層としてご認識いただいていることと思いますが、高校・大学時代をご存知の方に僕の当時の体格の話を聞くと「ガッシリしているイメージ」「逞しい体つき」など、デブをオブラートに包んだ言い方とも取れますが引き締まったマッスル系の肉体を持っていたことが伺えます。

全ては2009年末の卒論進行でチョコをバカ食いしたのがいけなかった・・・!!!

まあ過ぎ去った日々のことを言っても仕方ないので、とりあえずどげんかせんといかんと思い、2011年10月ごろ、ダイエットなるものを初めてみようかと思いました。

なかざんさん@がんばってみた

とりあえず新潟駅南のコナミスポーツクラブに通うことにしました。
2011年といえば弊社はまだ1年目ベンチャー。当然大した給料はもらえてませんし万年金欠状態です。そんな中での毎月9,000円近い出費。

「金欠の人間がわざわざお金払ったら、モチベーション上がるはず」

 →上がりませんでした。

まあ仕事が忙しかったのもありましたが、2011年12月〜2012年3月にかけて、合計35kものお金をドブに捨てるという大惨事が起きました。

敗因

スポーツクラブに行ったら、気合入れて運動しないといけないと思っていたのです。
残念ながら、僕はスケジュールが押している時に運動する分のモチベーションまでは起こらない派の人間だったようでした。
時間を削ってまで体力増進に努める意義を見いだせていなかったというのもありました。

理屈っぽいとよく言われますが、まあそのとおり。頑張るための理屈が足りなかったのです。

なかざんさん@がんばらなくてもいいんじゃね

話は変わりまして、弊社で出しているアグリノートというサービスがあるのですが、現状のコンセプトは「キャンパスノートや手帳といったデータ可用性の低い媒体に記録を取っている農家さんに、デジタル媒体のデータ置き場をあげてデータを活用してもらおう」というものです。
「農業のPDCAサイクルを、Check(≒現状把握)から始めてみませんか」という提案でもあります。

・・・現状把握?

そういえば、ダイエットを頑張ろう的なことをぼんやりと考えていましたが、自分の体がどうなっていて、どこがゴールなのかをよく考えていませんでした。
強いて言えば体重の目標はありましたが、後述の通り、体重は目標の置き方によっては何の役にも立たない指標です。
ゴールを設定していない長距離走のモチベーションが上がらないのは、当然といえば当然のことなのでした。

なかざんさん@がんばらない

そもそもからして、根本的に僕は意識が低い人間なのです。一般的なダイエットって意識的に頑張ったり我慢したりする行為じゃないですか。無理ですよそんなの。

つまり、

というわけで、意識を低く保ったまま勉強するみたいな仕組みが必要である。
意識を低く保つための tips - life.should be_happy # => 1 examples, ? failures

こんな感じになるわけですね。
自発的・内面的な意識喚起など期待しない。がんばらない。でも痩せたい。がんばらざるをえない状況に自分を持って行きたい。
がんばらないドリブンダイエット(GDD)と名付けました(嘘)

その前提に立った結果、僕が至った結論は「スポーツクラブに来たからって運動しなきゃいけないわけじゃない」でした。
スポーツクラブに通うメインの目的を、運動から逸らすことにしたのです。

主立ったところだと、以下の2点。

  • スーパー銭湯で普段よりもリッチなお風呂タイムを満喫する
  • 現状把握のためにボディスキャン計測の記録を取る

スーパー銭湯

実は僕、割と入浴している時間というものが好きでして。大浴槽もそうですが、寝湯とかサウナとか露天風呂とかがあるスポーツクラブの浴場はなかなか満足度が高いのです。
さらなる工夫として、スポーツクラブ用の持ち物に入れてある自前のシャンプーやらボディソープのランクを、自宅用のものよりワンランク上げてあります。
これにより、風呂に入るためだけにスポーツクラブに行くという素敵な図式が生まれました。
本当に風呂だけ入って帰る日もありますし、気分が乗ったら運動もしています。

ボディスキャン

コナミスポーツクラブ民の皆様にはお馴染みの、体組成計ですね。

ボディスキャン
http://www.konamisportsclub.jp/goods/club/bodyscan/

当初は僕も「わー色々とデータが出てくるもんだなー」と思って見ていただけだったのですが、このデータを活用すると、がんばらないドリブンの精度が上がるのではないかと思い、継続的にデータを取ることにしました。

実際に1年間、GoogleスプレッドシートGoogleフォーム)に取ってみたデータがこちらになります。

f:id:Nkzn:20130413211633p:plain

ボディスキャンの計測項目は以下の12項目です。

  • 体重(kg)
  • 基礎代謝量(kcal)
  • 体脂肪率(%)
  • BMI
  • 内臓脂肪指数
  • うでの脂肪率(%)
  • あしの脂肪率(%)
  • 筋肉量(kg)
  • うでの筋肉量(kg)
  • あしの筋肉量(kg)
  • 水分率(%)
  • 骨量(kg)

これだけのデータがあると、なかなか面白いことが見えてきます。
主に、体重の増減で一喜一憂する必要はない、ということです。

体重×体脂肪率

f:id:Nkzn:20130413231329p:plain

体重と体脂肪率って正比例しないんですね。
脂肪は減ったはずなのに体重単品だけ見るとむしろ増えてるケースまであります。これ体重しか測ってなかったら絶望してもう何もしたくなくなるレベルです。

体重×筋肉量

f:id:Nkzn:20130413231522p:plain

筋肉筋肉ー!(訳:リトバス1期やっと終わったね!)

はい、というわけで、どうやら筋肉量と体重はほぼほぼ比例しているようです。
諸説あるようですが、筋肉は脂肪より何倍か重いらしいので、体脂肪率が減っても筋肉が増えたらそりゃー体重も増えるってもんです。

基礎代謝量×筋肉量

f:id:Nkzn:20130413232454p:plain

で、体脂肪率が減った原因はたぶんこっちなんだろうな、的なデータ。
筋肉量の増加に伴い、基礎代謝量が増えてきています。

なんか楽しくなってきた

運動よりもデータ取りがメインになっていた時期もありましたが、ある程度データが溜まってきて、以下の様なことが分かって来ました。

  • 体脂肪率が減ると身体のぷにぷに感は減る(最終目標)
  • 基礎代謝を増やすと、体脂肪率は勝手に減る
  • 基礎代謝を増やすには、筋肉を増やせばいい
  • 基礎代謝を活かすには、日頃のカロリー摂取を控えればいい
  • 筋肉を増やすと体重は増える

僕個人としては、スリムになりたいとかそういう欲求はなくて、とりあえず皮下脂肪と内臓脂肪を減らせれば最終的にマッチョな体重80kgでも構わないので、つまり基礎代謝の効果を最大限増やすようなことをすれば良いようです。

1年間データを取ってみて、自分の運動との付き合い方みたいなものが段々見えてきたような気がします。

まとめ

1年間取ってきたデータを踏まえると、世間的にダイエットの本丸とされている「体重を減らす」というのは、結構馬鹿馬鹿しい話やなと思えます。一時的なものでよければ、筋肉減るような生活するのが一番手っ取り早く痩せます。オススメです。その後脂肪が減らなくなりますが、とにかく早く減らしたいだけなら筋肉減らして下さい。オススメです。

我々「理系の人々」は、とかく理屈で動きますが、このデータ取り→考察という流れはとても理屈っぽくて、比較的とっつきやすいのではないかと思いました。

ここ3ヶ月くらいで「炭水化物減らすダイエット」というがんばらない系の取り組みでPDCAサイクルを1周できてますし、スーパー銭湯に行くついでに体重測るのと大して変わらない労力で出た成果としては上々なのではないかなと。

そんなわけで、なんとか意識低いながらも1年間データが取れたので、嬉しくなって記事を書いてしまったお話しでした。

* 余談:fitbit始めました

f:id:Nkzn:20130413212740j:plain:h480

ダイエットとは半ば関係なく、Androider界隈で流行ってたのでつい。

このへんにいます→ http://www.fitbit.com/user/254H9V

CoronaSDKで無料でストア向けアプリを作れるようになりました

2011年7月に僕がCoronaSDKの入門書を出したのは記憶に新しくないところですが、CoronaLabsのブログで、Corona SDKの料金プランの改定が発表されました。

State of Corona: New Public Release + FREE + Re-imagining Pro | Corona Labs
http://coronalabs.com/blog/2013/04/04/state-of-corona-new-public-release-free-re-imagining-pro/

この記事は、これまでPlay StoreやApp Store向けの公開用アプリをビルドするために最低99ドル/年が必要だった時代が終わり、無料で公開用アプリが作れるようになったことを知らせるものです。
(あとPROライセンスの見直しとか、OpenGL/ES強化の情報とかも載ってますので、興味ある方は元記事を御覧ください)

新料金体系

f:id:Nkzn:20130406134722p:plain
http://coronalabs.com/products/corona-sdk/faqs/

以前の料金体系からINDIESが無くなり、新たにSTARTERが入った形になります。

料金

  PRICE Revenue Limit()
STARTER 無料 10万ドルまで
PRO 599ドル/年 50万ドルまで
ENTERPRISE 999ドル/年 50万ドルまで
  2,499ドル/年 なし

Revenue Limit : 昨事業年度の収入による利用制限。*1

できること

STARTER
  • SDKの安定ビルドをダウンロードできます
  • シミュレータでアプリを作れます
  • アプリ(.apk/.app)をビルドできます(クラウドビルドなのでオンライン時のみ)
  • ビルドしたアプリはPlay StoreやApp Storeで有料/無料問わず公開できます*2
  • アプリに広告を載せることができます(参考:Can I have ads in my apps made with Corona SDK Starter?)
PRO
  • STARTERの機能全て
  • アプリ内行動解析(Corona Cloudの1機能)を利用できます
  • アプリ内課金に類するもの(Premium Manetization Services)が利用できます
  • SDKの最新ビルド(Daily Builds)をダウンロードできます
  • 各種新機能・新サービスのプレリリースが利用できます
  • Project Gluonによって作成された、サードパーティサービス(FacebookやAmazonなど)のプラグインが使用できます
  • 各プラットフォームのAPI(Java/Obj-C)に、Luaからアクセスできます(参考:Android/iOS
  • 有償サポート(参考)
ENTERPRISE
  • PROの機能すべて
  • Coronaの処理系をCやらJavaやらObj-Cで弄れます(参考)
  • オフラインでの、待ち時間無しのビルドができます*3
  • カスタマイズしたCoronaでのビルドをシミュレータから行えるようになります(2,499ドルプランのみ)
  • Corona Labsのエンジニア1名による1時間のQ&Aセッションと、環境構築のサポート(2,499ドルプランのみ)
  • Eメールサポート(2,499ドルプランのみ)

本当に公開できるのん?

僕のサブスクリプションは1年以上前に切れているのでちょうどいいと思い、実際にCoronaのサンプルにあったカメラアプリをPlay Storeに公開してみました

f:id:Nkzn:20130406155141p:plain

お金払ってないのにdebug.keystore以外のkeystoreファイルを使ってちゃんと署名ができました。これは嬉しい。
というか最新のCorona SDKを落とし始めてから公開設定の完了まで30分とかかりませんでした。お手軽感がパないです。

余談

はじめる!CoronaSDKを出した後の僕はと言えば、本を出すだけ出しておいて(転職があってバタバタしていたのもありますが)あまりCoronaの普及活動に精を出していなかったように思っています。

最大の理由は料金体系のしんどさでした。最近の料金体系は追ってなかったのですが、Play StoreかApp Storeのどちらか向けのビルドをするために99ドル、両方だと249ドルとか、初心者にはオススメしづらかったです正直。
もちろん仕事でガッツリ使うツールとしては高くはないですし、作ったアプリでちゃんとビジネスをして稼げれば2万円や3万円は軽く取り返せるでしょう。
ただそれは、割と意識の高いほうの考え方です。世の中の「スマートフォンアプリというものを自分にも作れるなら作ってみたい」みたいな趣味レベルの人たちには、そこまでの意識の高さは求められません。
そういう点で今回の料金改定は、初心者がサクッとスマートフォンプログラミングに触ってみるという点で、物凄くハードルが下がったと感じ、歓迎しています。

// 現実的には、Enterpriseで充分お金が取れるようになったから、
// 裾野を広げるほうの戦略にシフトしてくれたのかなーと思ってます。

*1:どうやって調べるつもりなんだろう・・・?

*2:別途、GoogleへのAndroidデベロッパー登録料25ドル(初回のみ)、または、AppleのiOS Developer Program登録料99ドル(毎年)がかかります。

*3:自動化が捗りますね